日本と海外のコワーキングスペースの違い

日本と海外のコワーキングスペースの違い

海外発のコワーキングスペースは日本にも浸透してきました。日本のコワーキングスペースと海外のコワーキングスペースには3つの違いがあります。利用目的の違い、設備の違い、つながり方の違いについて順番に見ていきましょう。

日本と海外でコワーキングスペースの利用目的が違う

日本でも海外でもコワーキングスペースは最初、コミュニケーションを目的にして作られました。ところが現状を見ると、日本と海外では利用者の目的が異なっています。

日本では多くの人が「店員の目を気にせず長時間利用できること」、「電源やWi-Fi、プリンターなどの設備が整っていること」などの利便性を求めて仕事や勉強の場として利用するのが主な目的となっています。その一方で海外のコワーキングスペースは、利便性に加えて、仕事の依頼をもらう場としても機能しています。つまり、海外のコワーキングスペースは仕事をするだけの場所ではなく、ビジネスチャンスを広げる場所としても利用されているということです。

日本と海外でコワーキングスペースの設備が違う

日本のコワーキングスペースでは多くの場合、オフィスとしての機能を保つための設備しか備えられていません。海外のコワーキングスペースではそれに加えて、店舗ごとに多様なサービスや設備を整えているところが多くあります。例えば、ボルダリングや卓球、ヨガができる場所をはじめ、トレーニングジムを備えているところや、猫や犬を連れて行けるコワーキングスペースまであります。このように、海外のコワーキングスペースは、仕事以外の場面でもコミュニケーションがとれるように工夫されています。

日本でもモノづくりに特化したところや、頻繁にイベントを開催している店舗はあります。しかし、オフィスとしての機能以外の設備が充実しているコワーキングスペースはまだ少ないのが現状です。

日本と海外のコワーキングスペースで利用者同士のつながり方が違う

日本ではコワーキングスペースで人脈を広げたいとき、直接話しかけてからFacebookなどの連絡先を交換する方法が一般的です。それに対して、海外ではその上をいきます。上記の方法に加えて、コワーキングスペース独自のSNSを利用することもあります。このSNSは、そのコワーキングスペースの利用者同士であれば、全く会ったことのない相手ともコミュニケーションがとれるツールです。使い方は趣味を共有したり仕事を募集したりするなど多岐に渡ります。

日本でも福岡県で利用者だけが使える独自のSNSが開発されました。これにより他業種とのコネクションを作れたり、チームで仕事をしたりすることができるようになります。どれほど機能するかわかりませんが、今後このような独自SNSサービスを備えたコワーキングスペースも増えてくるのではないでしょうか。

以上のように、日本と海外では同じコワーキングスペースでも、求めているものや設備、コミュニケーションのとり方などが異なります。

・日本では利便性を重視し、海外では仕事の受注を求めている
・日本では最低限の設備で、海外では娯楽要素もかねた設備がある
・日本では直接話しかけて連絡先を交換し、海外では専用のSNSを使って人脈を作る

こうして並べると、現時点では海外のコワーキングスペースに後れをとっている日本のコワーキングスペースですが、会議室やパーティ会場として利用できたり、専用SNSが導入され始めたりしており、少しずつ進化していることも間違いありません。コワーキングスペースは年々増加しているため、日本でも生き残りを図って、今後も様々なサービスや設備を備えたコワーキングスペースが出てくるでしょう。

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