コワーキングスペースの市場はどうなる?

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コワーキングスペースの市場は、加速度的に成長しています。2005年にアメリカで始まったコワーキングスペース。それが今や全世界に広がり、スペース自体の数も増加している状況です。そんなコワーキングスペースの市場について、データを見ながら深堀していきましょう。

全世界にあるコワーキングスペース自体の数は2万を超える?

全世界にあるコワーキングスペース自体の数は、2万に近づいています。世界のコワーキング動向を発信するwebマガジンdeskmag「2019 State of Coworking」によると、コワーキングスペース自体の数は2015年には8,900ヶ所でしたが、毎年約3,000件ずつ増加して2018年時点で1万8,700ヶ所となっています。2019年には2万を超え、2020年には2万6,300ヶ所になるとの予測が立てられています。

コワーキングスペース数の変化
出典:deskmag「2019 State of Coworking」

 

東京都内のコワーキングスペース自体の数は?

法人向けの不動産サービスのCBRE日本支社がおこなった調査(「コワーキングオフィス - 新たな働き方のプラットフォーム」)によると、東京都内におけるコワーキングスペースは2018年9月時点で346拠点、6.6万坪となっています。新しくオープンしたコワーキングスペースの数や、その面積はほぼ右肩上がりとなっています。2010年に神戸の「カフーツ」、東京の「PAX Coworking」が登場し、そこから約9年足らずで東京都内だけでも約350にも及ぶほどにコワーキングスペースが増えたというわけです。これがどのくらい凄いのか分からない方もいますよね。そんな方のために分かりやすく説明しますと、この数は誰もが聞いたことのある某大手ファーストフード店Mが東京都内に構える店舗数とおおよそ同じです。コワーキングスペースの認知度は低いですが、それほどまでに多くあるのですね。

東京都内のコワーキングスペース数の変化
出典:CBRE日本支社「コワーキングオフィス - 新たな働き方のプラットフォーム」

 

全世界のコワーキングスペース利用者(コワーカー)の数は?

コワーキングスペースが増えていくのは分かっても肝心のコワーキングスペース利用者(コワーカー)が増えなければ経営や運営は成り立ちません。ですので、続いてはコワーキングスペース利用者がどのくらいいるのかに注目してみましょう。先ほどと同様、コワーキングスペースのwebマガジンdeskmag「2019 State of Coworking」によると、コワーキングスペース利用者は2015年に54万5,000人のところから、2018年には165万人へと増加しています。2020年にはなんと268万人にまで達するとされています。つまり、2年間で100万人増えると考えられています。

コワーカーの人数の変化
出典:deskmag「2019 State of Coworking」

 

日本でもコワーキングスペース利用者(コワーカー)が増える可能性が高い?

コワーキングスペース利用者の中心はフリーランスの方となります。そのフリーランスの数は、着実に増えています。ランサーズ「進化するフリーランスの未来-フリーランス実態調査2018-」によると、日本におけるフリーランスの数は2015年に913万人でしたが、2018年には1,119万人へと激増しています。労働力人口比率が17%、つまり働いている人のうち6人に1人がフリーランスというわけです。もちろん一概には言えませんが、利用者層の中心となるフリーランスの方が増えるということはコワーキングスペース利用者が増える可能性があるということにもなりますね。

フリーランス人口の変化
出典:ランサーズ「進化するフリーランスの未来-フリーランス実態調査2018-」

さらに、これまで個人や起業したばかりの法人の利用が中心だったコワーキングスペースを、大企業が利用するようにもなってきました。Microsoftやadidas、アメリカン・エキスプレスなどがエンタープライズメンバーとして入居しています。

こうしてフリーランスが増えたり、大企業がコワーキングスペースを利用したりすることによって、今後は日本でもコワーキングスペース利用者の数が増えていくでしょう。

コワーキングスペース市場の今後は?

ICT(Information and Communication Technology=情報通信技術)の発展により場所を問わない働き方が可能になってきました。まだまだ浸透しきってはいませんが、そうした働き方に対して許容する雰囲気も少しずつ普及し始めていますよね。今後、物理的な制約を受けない新しい働き方に対応していく会社は増えていくでしょうし、フリーになってコワーキングスペースを利用する方も増えてくるでしょう。

そんな環境の中にあるからか、コワーキングスペース自体やコワーキングスペース利用者は増えてきていることは、先ほどのデータで分かりましたね。おそらくこれからもコワーキングスペースが発展していくでしょう。そんな明るい未来が待っているコワーキングスペースから目が離せませんね。

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